イルカ・オルカ・クジラの本

Hiroki Tee が読んだイルカ・オルカ・クジラに関する図書、絵本、ビデオのコメント&紹介

60秒このまま画面に注目!背景色がだんだんと深海の色へと変わっていくよ♪

Dolphine AniGIF


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「もういちど宙(そら)へ」岩貞るみこ 講談社 \1500
このノンフィクションは人間による人間以外の動物に対する最大限の努力と忍耐、それにより生まれる感動を余すところ無く伝えてくれた素晴らしい本でした。同じ星に生きている哺乳類としてあなたたち人類は他の生物への“思いやりの気持ち”を決して忘れてはいけません!彼らもきっと恩は忘れないはずですから。 7月7日より待望の映画版が封切りです。

「イルカがほほ笑む日」 リチャード・オバリー Richard O'barry TBSブリタニカ
-----フリッパーの調教師として有名なオバリー氏の自叙伝的著作。水族館や研究施設のPoolの中にいる イルカを(時には法に触れる犯罪を覚悟の上で)1頭でも多く野 生に返すことを目標に活動している著者。 とてもドラマティックなノンフィクション作品として読める。危機に面しているイルカ達の為のActionを 僕らに喚起させるような力強い一冊。

「イルカと海へ還る日/HOMO DELPHINUS」 ジャック・マイヨール Jacques Mayol 講談社 \1800
-----映画グランブルーのモデルであったダイバー、マイヨール氏による精神的且つ哲学的イルカと人間 の未来像が淡々と語られている。「人間もいつの日か海へ還る日が来るのでは?」と僕も思うように なった一冊。それにしても何故彼は海中ではなく「陸上」での自殺の道を選んだのだろう?

「イルカと話す日」 ジョン・C・リリー John C. Lilly NTT出版 \3200
-----人間とイルカ語辞書の製作を夢見ていた著者は2001年9月にこの世を去った。 「もう友人の為の 強制収容所は作りたくない」といって自らイルカの研究所を閉鎖した 元脳神経研究家の博士。異種間音信コミュニケーションに関して学術的表現が多いが、音声/音響 学に興味ある人には特に推薦!ただ、この本高いよNTT出版さん!

「イルカの夢時間/Dolphin Dreamtime」ジム・ノルマン Jim Nollman 工作舎 \1900
-----ミュージシャンからエコロジストとなった著者は異種間コミュニケーションのパイオニア。 さまざまな野生動物との対話を手作りの楽器類を用いて試みる。ただでさえ このトピックには興味深々であるのに、本書は単なる異種間コミュニケーションについて 語られているだけではなかった。第2章ではスピリッチャルな世界感を。そして 第3章においては、イルカ大量虐殺阻止の為に訪れた日本の壱岐で日本伝統漁業と スピリッチャルな武士精神にまで深く考察され、漁師達と共に問題を解決を試み 撲殺直前のイルカにまで愛の手を差し伸べた。そしてイルカが人間に寄せた友情/信頼?を 信じて「イルカは人間を信じている」とまで言い切った。信じるかどうかは本書を読むしかない。 単なるミュージシャン、イルカ愛好家、環境保護者のいずれの視点をも越えた著者の心に感銘を受けた。人間は「万物の霊長」と考えがちな風潮の中で著者は「新しい隣人を迎える心で動物と知り合いになり心を通わせれば、動物が生まれながらにして持っている叡智に触れることが出来る」と説く。

「イルカを救ういくつかの方法」M・ドナヒュー M. Donoghue 水口博也訳 講談社 \1980
-----世界で今なお行われている漁による乱獲犠牲から環境汚染が体内に及ぼす影響まで さまざまな事例を提示し、イルカたちの直面している危機を国際社会に向けて警告している。 イルカ愛好家、環境保護者も読むべし。多くの人に問題意識を感じて欲しい。 巻末に世界中の保護団体や関連団体の連絡先も網羅されており有用。

「イルカのマジック Magic of Dolphins」 ホラス・ドブス Horace Dobbs 銀河出版 \1500
-----薬学博士の著作だが、とても易しい語り口で広範囲。イルカ愛好家の入門書として 初心者に推薦。著者の温和な性格が感じ取れる。学ぶ所多し。

「イルカを追ってFollow a Wild Dolphin 」 ホラス・ドブス Horace Dobbs 集英社 \490
-----なんといっても、このような体験をしてこられた著者のことが羨ましい限り。この本は、100% 「交流記」であって事実を述べているだけなのに読む者の心を捉える。なぜならば人間への愛と信用を 失わなかった一匹のイルカの為。そしてこのイルカを通して人生に目覚めた著者への共感が モリモリと涌き上がるから。

「イルカの集団自殺」 森満 保 金原出版 \1300
-----耳鼻咽喉科博士の著作だけあって学術的。イルカの集団上陸の実例報告と医学的見地から見た原因分析の報告書。寄生虫性聴覚神経障害説を唱えている。耳鼻咽喉内のえぐい写真もあり医学的だがそんな項目を飛ばして読んでも全体的に興味深く一気に読めた。珍しい日本人著者によるイルカに関する専門的学術書。当然音声に関しての記述多し。

「ケイコという名のオルカ」 辺見 栄 集英社 \1800
-----映画Free Willieでの主人公。人間が捕らえプールの中で人生のほとんどを過ごし20年後にまた人間の都合により自然に返されたオルカの実話。全米の子供達の支援によって生まれ故郷に帰ることが出来たのだが… 今でも賛否両論があり、この話は欧米では多くのメディアにスポットを当てられていた。 ケイコは今、本当に幸せなのか?僕自身も非常に複雑な心境で人間の罪を感じます。

「さらばベルーガ・セントローレンスのシロイルカ」ピエール・ベラン 三田出版会 \1800
-----ベルーガ(鴨川シーワールドや八景島パラダイスにいるシロイルカ)に関しての珍しい本。著者のベルーガに対する愛と情熱が感じられる。「僕はさようならを言いにここへ来た」---で最終章が終わるが果たして?その後がとても気になる。著者は夢を追うことを諦めてしまったのか?謎が残る。ベルーガ達は復活するのか?

「クジラ・イルカ大図鑑/Whales and Dolphins」 アンソニー・マーティン 平凡社 \4800
-----文字通り価格通りのでっかい大図鑑。写真や挿絵が多い。解説は結構学術的だが見て楽しい。

「クジラとイルカの図鑑 完璧版」 Mark Carwardine ヴォーグ社 \2500
-----アンソニー・マーティンのイルカクジラ大図鑑の廉価版。サイズも小さく便利。何故ヴォーグ社?

「クジラの謎イルカの秘密100問100答」 宮崎信之監修 河出書房新社 \2000
-----広く浅くだが、何十冊もの入門書・専門書の要点が端的にまとめられている感じで実は便利かも。 目的と回答がハッキリしていて100もあるものだから案外退屈せずに一気に読めるし一般知識も増える。 既に多くの本を読んできたが、抜けていた知識や、案外知らなかった事実を教わることもあった。

「イルカと泳ぐ」 中村康夫 丸善ブックス
-----写真家の著者。内容はイルカ以外の話の方が多いのだが、海洋環境・海洋生物に関しての率直な著者の意見が鋭く、海を愛する島国日本人には一読してもらいたい。共感を呼ぶ内容だった。

「御蔵島のイルカ 」 ジャック・T・モイヤ− 海游舎 \1800
-----御蔵島に100%特化している研究・観察内容。御蔵島へ行くなら読むべし。モイヤー氏周辺の研究関係者の写真もあり御蔵島で本人達と会えるかも。但し個体識別が主な活動のようなのでリリー博士のやっていたような音声コミュニケーションに関しての実験記述はない。結構内輪で固めの文章。

「イルカと一緒に遊ぶ本」 鳥羽山照夫 青春出版社 \476
-----鴨川シーワールド館長の著作で一般向けの入門書といった感じ。馴染みやすい口調で中学生ぐらいでも読めそう。広く浅くイルカに関しての知識を得られる。

「イルカの愛」 鳥羽山照夫 光文社 \850
-----イルカの親子愛、友情、恋愛について解り易く述べられている。その他、会話に関してや クジラ類の仲間についても概要説明あり。興味を引かせる為の入門書としてGood

「ここまでわかったイルカとクジラ」 村山司/笠松不二男 講談社 \740
-----過去どのような実験が行われ、どんな結果がでたのか---幾つかの事例をもとに解説されている。本が2倍の厚さになってでも良いのでより多くの事例と結果が述べられていると嬉しかった。興味があってもなかなか私のような一般人は世界でどんな実験が行われているのかを知る機会が少ないから。

「クジラ大海原をゆく」 水口博也 岩波ジュニア新書 \600
-----子供向けとはいえ内容は結構有る。水口さんお得意の自然環境の描写により情景が目に浮かびながら読める。お勉強というよりは読み物タッチ。ジュニア向けの本は安いし白黒写真も豊富でお徳。

「クジラの世界」 イヴ・コア 創元社
-----人間とクジラとの長い付き合いが歴史をおって良く解る。引用文献や貴重な写真多く楽しみながら読めてしまった。クジラの過去を知るにはもってこいの1冊でイルカファンも是非読んで頂きたい。 ただ単に保護を訴えるだけでなく我々人間が海洋哺乳類に対して行なってきた歴史的事実を知るべし。

「オルカ〜海の王シャチと風の物語/ORCA」 水口博也 早川書房
-----未-完読。水口さんお得意の情景描写多し。でもそれが多すぎて途中で飽きてしまった。

「動物飼育係・イルカの調教師になるには」 井上こみち ぺりかん社 \1270
-----なるにはBOOKSという職業別紹介シリーズの中の1冊。動物園全般の飼育に関して半分、イルカ飼育・調教に関しては残り半分。浅く広く全体的には内容薄い感じ。これを読んだだけでは勉強にもならないし仕事にもつけないでしょう。もっと技術的な事と苦労話などを深くつっこんだ舞台裏を知りたかった。

「イルカ入門」 ケネス・ノリス どうぶつ社 \2200
-----未読。

「水族館の話」 中村 元 技報堂出版
-----鳥羽水族館の宣伝部長の著作。イルカ以外の話題も多いのだか他の動物を含めて舞台裏の秘話、苦労話など興味深い話がたくさんあり。読みやすい語り口で軽く読める。

「水族館のはなし」 堀由紀子 岩波新書 \660
-----水族館の歴史から役割までを江ノ島水族館長がやや堅苦しい文章で綴っているが イルカのトレーニングの章は興味深い。イルカは此処のメインなのだからもっと裏話を披露して欲しかった。

「海からの使者イルカ」 藤原英司 朝日文庫 \650
-----動物文学家?の著作。旅行記のような書出しで始まり、西洋と日本でのイルカに関する考え方の違いを述べられているようだが、個人的には興味のない内容だった。伊豆でのイルカ漁で捕まったイルカ達を殺されないように金で買うという考え方もあるというが、それは根本的な解決にはなっていないと思う。

「イルカと逢って、聞いたこと」 野崎 由璃香 講談社
----体験談志向。スピリッチャル系、癒し系のお話中心で学術的な記述はほとんどない。 お勉強本ではなく、癒されたいと思っている人向けの読み物として。。。

「イルカと泳ごう/LET'S SWIM WITH DOLPHINS」 小笠原イルカ通信編 場生松友子 扶桑社
-----小笠原での遭遇スポットとDOS(Dolphin Ocean Swim) の説明。小笠原関連の人々の紹介。

「イルカ・ウオッチング」 中村康夫 平凡社 \1800
-----世界のイルカ遭遇ポイントのガイド本。といってもそんなに深く解説していない。簡単なイルカQ&Aもあるが、この薄さと内容で¥1800は高いと思う。

「ドルフィン・ピープル」 小谷実可子 近代文芸社 \1500
-----前半はただの著者の自伝。後半はイルカとの出会いとその経験談。有名人はマスコミの取材の為に世界の海に行けるのは羨ましい限り。イルカに関して勉強になる本ではない。この内容で¥1500? イルカがメインではない。タイトル見て買った人は損します。小谷さんのファンでなければ。

「イルカのハッピーフェイス」 リチャード・オバリー Richard O'barry 地湧社
-----元フリッパーの調教師の著作。小中学生向けの童話。絵は西洋的。

「イルカと友達になる方法」 廣瀬裕子 ハルキ文庫 \560
-----著者がDolphin Swimでイルカと出会うまでの過程を童話タッチで絵と共に綴ったもの。

「湘南イルカ物語」 左 朋子 衆芸社 \1400
-----江ノ島周辺に一時期住みついていたイルカ親子の小さなお話と写真集。軽いファンタジー調で綴ってあり童話感覚で読める。

「小笠原イルカに逢える海〜イルカの子ザック、愛のファンタジア」学習研究社
-----小笠原周辺のイルカの写真+童話仕立て。巻末に父島・母島ドルフィンスイム情報が ちょっとだけあり。

「イルカの海」 オリオンプレス編 詞:中山春江 データハウス \1200
-----写真+詞で綴ったちいさな動物写真集。

「イルカの島」 アーサー・C・クラーク 創元SF文庫 \400
-----未読。2001年宇宙の旅の原作者でもあるSF作家の巨匠のSF小説。

「海の記憶を求めて」 ジャック・ピエール・マイヨール兄弟 翔泳社
-----本作はイルカに関しての本ではない。人類の起源や太古の人々の海との関わりを沖縄の与那国島やバハマの海底にある巨大遺跡調査を元に探る。イルカと同じ知覚体感を持って。彼らの理想は我々 人類が、今の陸生哺乳動物としてのこだわりから解放されて、水陸両性哺乳動物に進化することだ。

「恐るべき海洋汚染〜有害物質に蝕まれる海の哺乳類」 宮崎信行 合同出版 \1600
-----人間が作った化学物質は地上に約1000万種類もあるそうだ!もともと「スジイルカの群れの構造」を研究していた博士は、人間の経済活動に起因する海洋環境汚染を海の哺乳類の悲劇を科学的に検証されてこられた。そして本書では海洋の生態系から物質の毒化分析に至るまでの詳細が著述されており、地球規模で広がる化学物質汚染と今後の課題を述べた上で最後に国際的な協力のあり方までを提示しているのには脱帽。実に尊敬に値する著作だと思う。ただし化学物質の説明の章は難しかった…

「アザラシは食べ物の王様」 佐藤秀明 青春文庫 青春出版社
-----軽〜く一気に読める北極の生活体験記。イルカに関しては幻のイッカクの肉を食べた-事ぐらいしか記事は無いが、それ以外は椎名誠風に気楽に読んで楽しめた。北極での「食」に関してが中心。

「パンダと話そうネコと遊ぼう」 中川志郎 データハウス
-----未読。 元上野動物園、元多摩動物園館長

「イルカは1000万年も人間をまっていた」 宮崎信之 PHP研究所 \1117
-----未読。

「イルカはなぜ鳴くのか」 赤松友成 文一統合出版 \1800
-----イルカの音響行動についての話が中心。音声コミュニケーションに興味ある人にはお勧めの1冊。研究に携わってみたいと考えていてもなかなか触れることの少ない調査研究に関しての記述が多く実験の舞台裏が覗けて興味深い。

「イルカが人を癒す」 小原田泰久 KKベストセラーズ \552
-----未読。

「海も天才である」 中村征夫 角川文庫 \560
-----未読。

「モイヤーさんと海のなかまたち〜イルカの知られざる世界」フレーベル館 \1600
-----未読。

「イルカが知りたい どう考えどう伝えているのか」 村山司 講談社選書メチエ \1500
-----2003年2月初版の新書。著者は大学助教授だが、若い人らしく、現代的な語り口でしかも文章のワンセンテンスが短い!しかもまったく理論臭さが無く単純明快に学んで行けるスタイルだ。広く浅くと思っていると興味深い例をどんどんあげながら要点のみを語ってくれるので、この本に非常に好感を持てた。きっとこの助教授の授業はとても解かり易く人気なのでしょうね。日本の水族館での実験内容を紙面で公開してくれてありがたい。普段我々が見られない世界をこの本はたくさん覗かせてくれた。

「イルカの大研究」 佐藤一美著 PHP研究所 ¥1250
-----小学校中級以上向けだが、初心者の大人にも十分な広く浅い知識を得ることが出来る1冊。生態から歴史、伝説、環境問題まで、ほぼ全域をカバー。イルカに関する基本情報が1-2時間で理解できる。児童向け作品の多い著者の文体はとても判りやすい。 

 


 

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「Dolphin Planet」 小谷実可子 マット・ビオンディ 47分 1994 Sony Records
-----有名なお二人とイルカとのイメージビデオ。まさにドルフィンスイムの優良見本。 こんなようにに泳げたらな〜と憧れを持たせます。バハマやホンジュラスの透明な海に BGMがお洒落系な癒し系環境ビデオ。

「ジャック・マイヨールの海と夢」 54分 1994 Telecom Staff Inc.
-----彼の半生を追った短いドキュメンタリー。決してイルカ中心ではないが ジャックさんの哲学が聞ける。「何も無いのがいい」との弁が彼らしい。素潜りで海老を捕る漁 法を教えたケイコス諸島でのかつての漁夫仲間も出てくる。またジャックさんが当時 漁師生活をしていた時の"海辺のほったて小屋"の映像も(笑い)貴重!

「巨鯨 Master Of The Sea」 29分 1991 Meldac
-----スミソニアン博物館の古い映像集に日本語テロップを付けたもの。多種類 の鯨を見られるのが良い。かなりの近撮映像あり。目のドアップとか!珍しいかも。 ハイライトとして、ザトウクジラの数千キロ届くといわれているクジラの歌が聞ける!

「くじら〜遭遇」 望月昭伸 日本クラウン 40Min
-----ナレーション無し。まるでハンディカムでとったホームビデオを見ているよう。 画面船上での上下ゆれ激しいが近撮多く臨場感あり。まさしくホエールウォッチングビデオ。 近くに寄ってきて手で触れるコクジラの親子がとてもフレンドリー。声も良く採られている。 10年はクジラを撮る―と言っていた望月さんは99年小笠原諸島母島沖でザトウクジラの群を発見後、水中撮影中に行方不明となる。

「イルカとクジラ」 自然科学研究所監修 アイダス社
-----BGMもナレーションも一切無し。スミソニアンの「巨鯨〜Master Of the Sea」と 内容が酷似しているような気がするが、気のせいか。

「イルカ〜物語のはじまり」 望月昭信撮影 日本クラウン
-----BGM退屈。特にStory性無し。ドキュメンタリーでもなく環境映像系でも無い。「くじら〜遭遇」のほうが見ごたえがあった。

「沈黙の世界」ジャック・イブ・クストー&ルイ・マル監督 NHKエンタープライズ 85分
-----1956年カンヌグランプリ受賞の海洋記録映画の金字塔。アクアラングの発明者でもあるJ.E.クストーが当時の水中撮影技術を駆使して見せるイルカの大群、珊瑚礁、沈没船、クジラ、サメからウミガメの産卵まで7つの海をかけてのシーンは現実と幻想性をかね合わせているからこそ今見ても斬新に感じる。 レジャーダイビングなどなかった当時の人々はこの映画をもって初めて海の中を垣間見ることが出来たのだからさぞ衝撃的な映像だったのだろう。水中スクーターや船底先の撮影用ガラス窓などカリプソ号に乗っているアイデアも素晴らしいものばかり。

 

Hiroki Tsukui 津久井広樹 推薦 の本とビデオ
Last Updated on 2007年06月25日